2026年3月11日水曜日

堕天作戦

 ■『堕天作戦』(だてんさくせん)  山本章一

ダルガパル国 /*   魔神軍  */とクメル国   /*   人間軍  */が戦っているが、それらに、戴天党 たいてんとう/*  人魔軍   */も戦いだして。

ハイデラバード /*  魔神軍   */と、ダルガパルの戦いもはじまったようだ。

メイミョー/*   人間側  */はハイデラと同盟関係となった。

ハイデラとメイミョーは、たいてんとうのまち、サーデリー市に侵攻した。

基本、戦争の話で、権謀術数がうずまいて、残酷だったり、裏があったり、怪しげなキャラばかり。

主人公はいちおうアンダーという不死者だろう。アンダーは、わりとまともな性格で共感しやすい。

ヒロインぽいレコベルは、不死者を実験で切り刻んだり、不正をしていた過去がある。言動も突拍子もなく、プッツンしているが、どこか憎めないキャラだ。

上官のピロの意地悪で、レコベルは気球に、アンダーとのせられてしまう。上空で凍ってしまい、死ぬかと思ったが。

/*   ネタバレ注意。  */

凍結したため、脳をやられるが、ハイリスクの実験をへて、最後には、奇跡的に復活できた。

レコベルは、自分の人格を、勝手に、マイアのクローンにいれて、ヌーベルという少女のキャラが生まれた。

マイアはテレパシーを使い、生物や人を操作できる能力があり、ヌーベルもまだ少女だが、その能力が発現している。

あと重要なキャラは、シバだろう。

たいてんとうのシバという若い男性は、アフロで、めがねをかけて、チンピラぽくて、脇役にしかみえないが、虚術とかいう、ブラックホールのようなものをつくり、不死者も消滅させることができる能力をもっている。とんでもないやつだった。

子供のころメイミョーの実験体だったが、今はたいてんとうの総裁のコサイタスがなぜか、殺すな、自分が責任をもつといいだして、助けられた。

なので、シバはコサイタスにすごく感謝して従っている。

ただ、補助脳のようなものを腹につけていて、それが傷つけられたため、バカになって、最後には、メイミョーであばれまわっている。その後はわからない。最強にちかい能力をもちながら、なんだかよくわからない人生のキャラで面白い。

いろいろあって、6かんは、たいてんとうのはじまりについて。

/*   うろおぼえで、まちがえているかもしれない。  */

ヘリオスという不死者がコサイタスを相棒にして。

ヘリオスも、イケメンだが、犯罪組織のボスみたいなやつでろくなやつではない。

組織は大きくなるが、ヘリオスは、なぜか再生能力が弱まり死んだ。

コサイタスが、シャクターにより、総裁にすえられた。

コサイタスは、サイコパスのようなやつで、何万人も、ゼロ旋風という冷却の魔術で、殺している。それを、なんとも思ってない。

しかし、キャラがぶれているのか、コサイタスは、ヘリオスを太陽神のように思って、愛し、信仰している。現在、クメル軍の進撃を迎え撃つため、ゼロを使って寿命がつきた。死ぬ直前に、アンダーの不死者からでるつるをみて、ヘリオスが復活したと勘違いして歓喜のなかで死んだ。

サイコパスじゃなかったのか。キャラがおかしい。しかし、奇妙な感動的なシーンだった。

たいてんとうの目的は、ヘリオスの願い、星にいくこと。

西郊外にある はくあかんで、

たいてんとう、とメイミョー、ハイデラ連合の休戦交渉がはじまる。

たいてんとうのシャクターは、地表にあるなぞの樹海の正体をあかすことにした。

空にみえる五芒星の三つ星は、魔力の供給システムだと。星をこわせば、魔人は滅ぶと。星から落ちてきて、発生したのが、樹海のようだ。

星をつくったのは超人機械、人間を超えた知性をもった機械のようだ。

4巻で、レコベルは、樹海には、魔法のみなもと、超次元構造物がある。

魔神を人間にして寿命がのびる。人間が魔法を使える。星にいきたいと言っていた。

たいてんとうは、レコベルをみつけて、蘇生した。なので、たいてんとうで、レコベルとヌーベルは、星にいく研究をしている。

最終巻となる7巻は、ダルガでのクーデターの話。クーデターは成功し、クラボウが独裁者となる。

ポプラ議員は、影のうすい議員かと思われたが、民主主義を信じていて、独裁者を殺害するために動く。

そして、シュロに殺された。シュロは竜の騎手で英雄だ。シュロは、黒髪ロングの若い女性で、性格はまともだった。

もともと、ポプラは、シュロの竜を使い、クメルを攻撃する作戦をおこない失敗し、国民から犯罪者あつかいされていた。

細かく見ると、ポプラは、すべての責任をおしつけられていて、シュロは、失敗したのは、ポプラの責任ではないといいつづけていて。複雑な背景があって、すべては書けない。

それにしても、7巻は、アンダーもレコベルも関係なく終わった。

未完の大作のようだ。

○全体的に、セリフが細かく、ときどき挿入されるポエムもよくできている。

細かすぎて、読むのがめんどくさいが、ゆっくり読むと、よく考えられているのがわかる。

他人にこれをすすめるかというとよくわからない。読んだからといって、なにができるわけでもなく。でも、ファンタジーだけど、造形が細かいので、リアルな感じがした。


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