キングダム 大将軍の帰還
劇場公開日:2024年7月12日
テレビで放送していたので、適当な感想。
○ワイヤーアクションがみえみえなのはどうなのか。体の動きが物理法則にはんしていておかしい。と思ったけど、同じようなことを言っているひとがいて、誰がみてもそうなのだろう。
あと弓矢をほとんど使わないのは変だなと思ったけど。やばい敵には、遠くから弓矢のほうが勝てるだろう。でも、剣と槍の戦いでないと、迫力がないから。
○びとうの死のシーンもなんだかおかしい。
しんが、びとうと何度もさけぶ。敵がさがしているのに、大声あげると、敵にみつかるのだが。ここは小声だろうと思ったけど。それでは、面白くないのかもしれない。
○兵士が、『300 〈スリーハンドレッド〉』ザック・スナイダー監督、とくらべて、やせて迫力がないのだけど。それは、あまり考えずに、おうきとかをみるべきだろう。
○
おうき役の大沢たかおは、せっかく体をきたえたのだから、よろいは、半分こわれて半裸になったほうが迫力があったのでは。ある程度CGでおぎなってもいいし。よろいに隠れて、きたえているのか太っているだけなのか、よくわからないのが残念だ。でも、腕の太さでだいたいわかるからそこまでする必要もなかったかもしれない。死ぬときに、きちんとした装いで、威厳をたもって死なないといけないし。微妙なところ。半分とれかかって、あとでつければいいのかも。
○話はシンプルで、わかりやすい。おうき将軍が、恋人だった、きょう、を殺したほうけんと決闘をする話だ。でも、それは戦場でのことだから、善悪ははっきりしないのだけど。ほうけんは悪なのかというと、映画でも、そうは描かれてない。しかし、趙国のほうが侵略者ぽい感じがある。
きょうもやせていて、将軍にはみえないが、恋人役なのだからしょうがない。フィクションなのであちこち矛盾してくる。
○おうきは、遠くから弓矢でやられて、決闘としては、卑怯なやりかたで殺された。おうきが弱かったわけではなく、運が悪かっただけといういいわけがあって。
しかし、おうきは、今回、細かいミスが多かった。
敵の援軍がおうきの計算より早く着いたり。おうきが、蒙武を、本陣をすてて、無謀にも助けに行ったり。
それでも、おうきは大将軍として悲しまれながら帰還することになった。
敵のりぼくも、おうきの首をとると全軍が殉死覚悟でむかってくるから深追いはやめろと命令して。おうきが部下にかなり信頼されていることをあらわすエピソードとなった。
おうきによって趙軍は退却したことになり、しんが勝利したという名目で、この戦争は終わった。
趙軍のほうは、おうきを殺す目的をはたした、趙軍の勝利だと思っているだろう。そのへんは、考え方しだいだ。いちおうしんが勝ったということにして。負けて終わるとあとあじが悪いし。
○
全体的には、まあまあの映画だった。でも、確かに、おうき役の大沢たかおは熱演していた。
0 件のコメント:
コメントを投稿