断言 読むべき本・ダメな本―新教養主義書評集成・経済社会編 (ele-king books) 単行本(ソフトカバー) – 2020/1/22
山形 浩生 (著)
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書評が主体だが、山形のブログに書いているのがあったり、なかったり。
一応、読んだけど、個人的には、たいしたことは書いてなかったような。でも、当然、ひとによって感じ方は違うだろう。
面白そうなところを少しだけあげると。
■スティーブ・ジョブズ I Kindle版
ウォルター・アイザックソン (著), 井口耕二 (翻訳)
だから 細部というのは ジョブズがジョブズが誰にどんな 罵詈雑言を浴びせ どんなひどいしうちをしたかという話ばかり 信念を貫くといえば聞こえはいいが、むしろ 思い込みが激しいだけ。
ひたすら わがままで身勝手で他人の手柄やアイデアも平気で奪い、女の子を孕ませてもほっぽって 、正義も、公正も、誠意も、みがってな時だけ 発動させ。まあろくでもない。
だが時に自滅的なほどの頑固さがなければアップルの各種 製品は生まれなかったのも事実。
/* 読んでないけど、ジョブズへの山形の罵詈雑言が面白い。 */
○ジョブズが、気に入った製品をみて、ねじどめでなく、のりづけされているのに気づき怒ったというエピソード。
しかし、アイパッドや、アップルの最近の製品は、醜悪なのりづけをしている。
/* これも笑い話だろう。 */
■マオ―誰も知らなかった毛沢東 上
ユン チアン , J・ハリデイ他
毛沢東は、自己中心的で、残虐行為の大好きな 公職 G でしかないとする本。
軍事てきに無能で、権力の座についたのは恫喝と粛清による合従連衡 ゲームにだけ 異様に長けていたから。
数千万人を殺した大躍進政策、文化大革命。
○本書は、毛沢東が、なぜマルクス主義になったのか、思想形成しが書かれてない。
生まれつき利己的で残虐だったとしている。
しかし、毛沢東は裕福な農家のでで、なぜ危険な過激派にわざわざみを投じたのか。思想信条がないと、そこまでリスクをとれないだろう。
○本書は毛沢東の思想についてもふれてない。
毛沢東主義の特徴は、都市部工業 労働者を重視したソ連型のマルクス主義理論に対し 農民を中心に据えたことだ。小作人の地主に対する 妬みを利用してオルグを進めた。
この方針について、中国共産党のソ連帰国組は反対していたようだ。
/*
毛沢東は、気になるので、細かく読んだ。
でも、毛沢東自身より、書評なので、本の書き方の話が多い。
毛沢東をけなすだけ本のようで、読む気がしない。
*/
■毛沢東 ある人生(上) 単行本 – 2010/7/17
フィリップ ショート (著), 山形 浩生 (翻訳), 守岡 桜 (翻訳)
チアンのマオは、偏向している。
○ショートのマオのほうが、人間成長があり、思想しもあり、政治的なたちまわり、長所もかいていて、なぜトップにのぼりつめたか説明できている。
○チアン版では、
八路軍が、長征でにげまわっていただけ。国民党の敗北は内部に無数にいた共産スパイの暗躍による部分が大きいとか書いているが、これは、ショート版でも書いてある。
◎チアン版では、旧ソ連の資料を多用し。スターリンらとの攻防をかいている。
その後、毛沢東は、社会主義 ブロックでの発言権をますための援助の大盤振る舞いで自国の貧窮に拍車をかけた。
◎チアン版では、共産党軍は、農村から強奪していたが、人民は理想にもえて、共産党を支持していたとかく。
ショートは、国民党軍の農村の強奪のほうが、もっとひどかったからと、うまく説明している。
○チアン版では、毛沢東は、バカで衝動的。思想を軽視している。その思想がどううけつがれたかを書いてない。その後、鄧小平がその思想を否定したのだが。
ショート版はそのあたりをうまくかいている。
/* チアンとショート版の比較の話。読んでないから、細かく読んでも、ピンとこない。
ショート版のほうがましってことだろう。
読むのはいつになるかわからないけど。
*/
■小田実の毛沢東。左翼知識人のうろたえぶり。
社会主義、毛沢東を正義としてかかげてきて。
文化大革命で、コロコロかわる毛沢東の発言にとまどい、その後、毛沢東はまちがっていたという評価となり、困ってしまった。毛沢東をどう評価していいのかわからないと。
/*
小田 実は、朝生によくでていた人なので気になる。
『何でも見てやろう』河出書房新社、1961年は、子どもの頃、読んで面白かった。
小田実も、毛沢東に、うろたえていたと、いうところが面白い。
*/
■ジュリア・クリステヴァの中国の女たち。
共産党のプロパガンダをくりかえすだけの本。
文革の翼賛で。
共産革命は、中国古来の男性 重視 家父長制をうち破ろうとしていたとか。
文革で女性のちいが向上したとか。
○その後、文革の実態、粛清など悲惨な実態がわかり、日本の知識人はうろたえた。
○クリステヴァは、2018年に祖国 ブルガリアの秘密警察の手先として フランス 知識人に関する情報収集を行っていたことが明らかになっている。でも、ロランバルトにすりよったまではいいが、無能で、情報を集められず、毛沢東主義にいれこんで、使えなかったという記録がある。
/* ジュリア・クリステヴァは、ときどき聞くけど、山形の酷評が面白かった。 */
■ほかには、ピケティやケインズやクルーグマンとかの話があったり。
カラシニコフやミシンの話があったり。